実験その2:保温カップの温度変化と泡の関係

実験その2:保温カップの温度変化と泡の関係

今日のテーマは保温カップ!

やっと書きますw

3/12にシェービング『泡の保ち』実験その1と言うエントリーで同じ会社の同じ銘柄の製品(NuSkinのボディーバー)を使って固形とリキッドで『泡立ち』『泡保ち』と言うものがどれだけ違うのか?
…と言う実験をして見事にエラい違いがあると言うことが確認された訳です。

で、『その2』の予告だけしたまま気づいたら3週間経ってると言うね。

光陰矢の如しな体験なうですよ、まじでw

このままだと絶対書かないで終わりそうなので剃毛の話題が気薄な最近のこのBlogに活を入れるべく急遽エントリーとなった訳ですw

 

て言うか保温カップって知ってます?

床屋さんが髭剃る時に茶筅のようなブラシでカチャカチャ泡立てる…そんなイメージですよね?
その通りのモノですw

もうちょっと詳しく説明すると、泡立てる部分は浅い皿状になっていて、その下に割と多めのお湯を入れて使用する二重構造になっていて、お湯を『石鹸の泡を溶いて泡立てる溶剤』と『良い状態の泡をキープする熱源』の2つの用途に利用するための道具なんですよね。

一般的にシェービングカップって言われてますけれど、私の頃の理容の教科書には『保温カップ』って書かれてたと思います。

なので当エントリーでは以下『保温カップ』で統一して記述しますね。

 

なんで泡を保温しないといけないの?

前提として温度が高い方が石鹸が良く溶けるので泡立ちが良くなります。

そして高い温度で泡だったものが冷めるとどうなるでしょう?

泡って中に入ってるの空気ですよね?
空気は温度が下がると体積が減ります。

するとどうなるかと言うと、つられて泡が萎むんですね。

泡立ちよくするためにお湯で泡だてたなら、なるべく温度をキープした方が泡のコンディションが良いまま保ってくれるのです。

 

なので、保温カップがシェービングのお供に必要なのですね。

カチャカチャうるさいだけのヤツじゃなかったんですよ〜www

 

さて実験です!

前回の実験ではマグカップウォーマーを利用してカップの温度をほぼ一定に保ち、固形とリキッドで作った泡の変化を見た訳ですが。

今回は同じ固形で泡を作ってマグカップウォーマー(以下:ウォーマー)と保温カップでの泡の変化を見ます。

 

左が保温カップ、右がマグカップウォーマーどちらも粒状にしたボディーバーです。

 

泡だてます。

どちらも同じものなので泡立ちはほぼ同じ。

注目するのは温度です。保温カップは最初に熱湯を注ぐので泡の底あたりの温度は73℃になります。

ウォーマーは41.8℃です。

放置10分後

保温カップの温度は58.6℃、ウォーマーは45.4℃、保温カップはこの時点でかなり泡が萎んできているのがわかります。-14.4℃の温度変化は大きいですね。

放置20分後

保温カップの温度は49.4℃、ウォーマーは45.2℃、保温カップは益々泡が萎んで既にスカスカですね。

放置30分後

保温カップの温度は43.6℃、ウォーマーは44.7℃。

一目瞭然ですが泡の部分をアップしたものがコレ↓

実験その1のリキッドの泡の変化と比べても保温カップの泡はやたらとスカスカになってしまっています。

このまま水分を足さずにそのまま再度泡だててみたものがこちら↓

それをそのまま腕に塗布したものがこちら↓

上が保温カップ、下がウォーマー、一見するとあまり違いは見えないですが、保温カップは良く見ると泡の粒子がベチョっとして泡に厚みが出せないんです。

実際の仕事で使うときの操作感としては泡に厚みがないのでヌルッと滑る泡になります。

結論!

保温カップは開始から30分で29.4℃の温度差が出ました。

この温度差が急速に泡の内部の空気の体積を小さくして泡が急速に縮んでしまうんですね。

温度が高いともちろん泡立ちは良いのですが、その泡の保ちは5分ほどでどんどんコンディションが落ちてきます。

剃る部位にもよりますが、美肌剃毛は剃る面積が広めなのでどうしても時間が長くなります。

背中全体、足などになるとトータルで30分近く剃り続けることもありますので保温カップだとどうしても泡のコンディション管理が出来ないんですよね。

お客様にとってもだんだん冷めて水っぽくなる泡を背中に当てられるよりも、ホンワカした泡を当てられた方が気持ちいいですからね〜、、、美肌剃毛にはウォーマーを使ってます。

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